在宅医療(訪問診療)について

在宅医療(訪問診療)について

在宅医療についてご案内いたします。
医療提供のご不明な点については、何でも遠慮なくご相談ください。

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在宅医療でできること

認知症の治療

認知症の方は、一見正常にみえても通院を忘れる方や、通院を拒否する方がいます。また、通院できたとしても、自分でしっかりお薬を忘れずに内服することが難しい方もいます。生活の場において、計画的・統合的に、診療、看護、リハビリテーションを提供し、急病の時は主治医としてまず対応します。

がんの緩和医療

本邦の死因の一位はがんであり、多くの人が経験する病気です。近年、がんは手術、放射線、薬物療法と並行して、診断の時点から緩和ケアを受けることが効果的であることがわかっています。現在通院中の病院で、根治的な治療を受けながら、当クリニックで並行して緩和ケアをお受けになることをお勧めしています。

脳卒中後遺症の医療

脳卒中を起こした方は、糖尿病や高血圧の治療による脳卒中再発予防を図ることが重要です。また、麻痺・失語などの後遺症に対して嚥下評価や高次脳機能評価を含めたリハビリテーションについてもご自宅で対応できるよう体制を整備します。

急性期・回復期医療

ご自宅で可能な治療を受けることで、病院に入院しなくて済むように努力しています。肺炎・尿路感染症などの感染症、心不全や慢性閉塞性肺疾患の急性増悪、深部静脈血栓症、胸腰椎圧迫骨折、褥瘡、尿閉もご自宅での治療を行います。また、たとえ入院したとしても、ご自宅でリハビリテーションや継続治療が受けられるようにし、早期に退院できる体制を整えます。

終末期医療

慣れ親しんだ生活の場で最期を迎えたいという方に安心して療養していただけるよう、診療させていただくとともに、お看取りされるご家族様や介護者の不安にも、豊富な経験に基づき対応させていただきます。終末期の治療方針の決定など倫理的問題の意思決定支援を行います。

在住医療とは

在住医療

在宅医療の対象となるのは、長距離の移動が困難な方や寝たきりの方、認知症、癌末期で自宅での医療・療養が必要な方たちです。

在宅になると積極的な治療がなくなるわけではありません。点滴・注射、血液検査、経管栄養、在宅酸素療法、在宅人工呼吸器療法、中心静脈栄養法、癌などの疼痛緩和療法など、必要な医療や検査は自宅においても可能です。在宅医療の目的は病気の治療だけではありません。転倒や寝たきり、褥瘡(床ずれ)の予防、肺炎や尿路感染症などの予防や早期治療、点滴を含めた栄養状態の管理など、予測されるリスクを回避し、入院が必要な状態を未然に防ぐことも重要な役割です。また、老化の先には必ず死が訪れます。ご自宅での自然なお迎えを医療者として支えることも大切な役割だと考えています。

医師が提供する在宅医療は定期的な訪問診療と往診の二つで成り立ちます。定期的に(原則として2週間に1回)ご自宅を訪問し、診察、医療処置、病状に合わせた薬の処方などを行います。診察内容は訪問看護ステーションやケアマネージャーなどと共有し介護面も連携を行います。また、当院は24時間連絡体制(在宅療養支援診療所)をとり、緊急時の往診も行ないご自宅での療養をサポートしていきます。

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